LaravelのBreezeで認証システムをコマンド一発で導入する方法
本記事では、Laravel Breezeを使って認証機能を導入していきます。
一般的に認証機能の導入は比較的手間のかかる作業になりますが、Laravelの場合はあらかじめパッケージを提供してくれているので、コマンドを打つだけですぐに導入できてしまいます。
目次
チュートリアルの全体像
本チュートリアルを通じて学べる内容は以下のようになります。
- Laravelの開発環境セットアップ
- Laravel Breezeで認証機能を導入 (now🐾)
- Laravelのルーティングを徹底解説
- Laravelのコントーラーを徹底解説
- Laravelのブレイドを使ってみよう
- マイグレーションの仕組みを解説
- シーディングを使ってみよう
- Eloquentの基本と使い方を徹底解説
- 画像アップロードを実装する方法
- バリデーションを実装してみよう
- Laravelで認可処理を実装しよう
本章で学べること
- Laravel Breezeを使った認証機能導入方法
- Breezeの日本語化対応
動画で学びたい方はこちらから!
Breezeとは
Laravel Breezeは、Laravelフレームワークにおける簡潔でシンプルな認証システムのスタートキットです。Breezeは、シンプルなWebアプリケーションのための認証機能を素早く構築するために設計されており、デフォルトで提供される機能は軽量で、カスタマイズも容易です。
主な特徴
シンプルさ:
Breezeは、Laravelの基本機能を利用し、最小限のコードで認証機能を提供します。
複雑な設定や設定ファイルは必要なく、すぐに使える状態になっています。
フロントエンドの統合:
Breezeは、Bladeテンプレートエンジンを利用したデフォルトのビューテンプレートを提供しています。
Tailwind CSSが組み込まれており、スタイリングが簡単です。
基本的な認証機能:
ユーザー登録、ログイン、パスワードリセット、ユーザープロフィール管理など、基本的な認証機能を備えています。
カスタマイズの容易さ:
コードがシンプルでわかりやすいため、必要に応じて機能の拡張やカスタマイズが容易です。
認証ロジックやビューの変更がしやすい設計になっています。
APIサポート:
BreezeはAPI認証のサポートも行っており、Laravel Sanctumと連携することで、トークンベースの認証を簡単に実装できます。
Breezeのインストール
Dockerコンテナに入る
docker compose exec app bash
Laravel Breezeパッケージ導入
composer require laravel/breeze:2.1.2 --dev
Breezeインストール
php artisan breeze:install
希望のスタックを選択
上記のように希望するスタックを何度か聞かれますが、全て初期状態のままEnterを押していきましょう。
マイグレーション
php artisan migrate
npmインストール
npm install
Viteの設定変更
package.jsonの設定を以下のように変更します。
"dev": "vite --host",
日本語化
envファイル変更
APP_LOCALE=ja
言語設定ファイルを公開
php artisan lang:publish
日本語ファイルを作成
lang/ja.jsonを作成して、以下の内容にします。
{
"Name": "名前",
"Profile": "アカウント",
"Profile Information": "アカウント情報",
"Cancel": "キャンセル",
"Delete Account": "アカウントを削除",
"Email": "メールアドレス",
"E-Mail Address": "メールアドレス",
"Email Address": "メールアドレス",
"Password": "パスワード",
"Current Password": "現在のパスワード",
"New Password": "新しいパスワード",
"Confirm Password": "新しいパスワード(確認用)",
"Update Password": "パスワードの更新",
"Save": "保存",
"Saved.": "保存されました",
"Already registered?": "既に登録済みの方はこちら",
"Register": "登録",
"Remember me": "認証情報を保存",
"Remember Me": "認証情報を保存",
"Forgot your password?": "パスワードを忘れた方はこちら",
"Forgot Your Password?": "パスワードを忘れた方はこちら",
"Log in": "ログイン",
"Login": "ログイン",
"Log Out": "ログアウト",
"Logout": "ログアウト",
"You're logged in!": "ログインしました",
"You are logged in!": "ログインしました",
"Reset Password": "パスワードのリセット",
"Create": "作成",
"Confirm": "確認",
"Dashboard": "ダッシュボード",
"Added.": "追加しました",
"Add": "追加",
"Verify Email Address": "メールアドレスの確認",
"Verify Your Email Address": "メールアドレスの確認",
"Create Account": "アカウントを作成",
"Update your account's profile information and email address.": "アカウント情報やメールアドレスの更新",
"Ensure your account is using a long, random password to stay secure.": "アカウントの安全性を保つため、十分長くランダムなパスワードを使用してください。",
"Once your account is deleted, all of its resources and data will be permanently deleted. Before deleting your account, please download any data or information that you wish to retain.": "アカウントを削除すると、データやファイルも完全に削除されます。必要なデータがあればダウンロードしてください。"
}
まとめ
以上、Breezeで認証機能を導入する方法についてでした!
次回は、Laravelのルーティングを理解して使ってみましょう。
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